膠原病と女性の抜け毛~症状や治療法を分かりやすく解説

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膠原病という病気をご存知でしょうか?
膠原病は女性に多い病気として知られていて、最近でも女優さんが膠原病で治療を行っていたことが公表されたりと実は私たちの身近にある自己免疫疾患なのです。
膠原病は多くの場合30代以降の女性に発病することが多いのですが、早い場合では10代から発病することもある病気で、症状や治療法に関する知識は非常に重要なのです。

膠原病って、どんな病気なの?発症率や特徴はあるの?

膠原病は主に10代から50代と多くの方に発症する疾患で、女性の方が男性の2~3倍ほど患者さんが多いと言われています。
膠原病には様々な疾患があり、日本中で6~10万人ほどの患者さんが居るといわれています。

膠原病は結合組織の病気

膠原病というのは体の中にある「結合組織」という組織に起こる炎症です。
人体は4種類の基本組織で構成されていて、「表皮組織・筋組織・神経組織・結合組織」の4種類を基本4組織と言います。
このなかでも結合組織というのが人体の内部に幅広く広がっていて、皮膚の深い部分にある真皮・皮下脂肪・軟骨・骨・靭帯などが代表的な結合組織です。

結合組織は体の内部の筋肉と上皮の間や、血管と筋肉の間などの隙間を埋めている部分で、脂肪やコラーゲン繊維などの成分が多く含まれている部分で、全身性エリテマトーデスでとりわけ重要なのがコラーゲンが入っている結合組織です。

コラーゲンは体のなかのいたるところに存在していて、体を支える働きをしています。
このコラーゲンの間にいる細胞に体が間違えて攻撃を仕掛ける自己免疫疾患が膠原病です。

 

膠原病の原因は免疫反応

膠原病の一番の原因は免疫細胞です。
免疫細胞は体を守ってくれている細胞で、細菌の感染やウイルスの感染から私たちを守ってくれているのですが、この免疫細胞が体を間違えて攻撃してしまうことで膠原病が発症します。
免疫細胞が体を間違えてしまう原因は「自己抗体」という異常なタンパク質が原因だと言われています。
自己抗体は体のなかにある自分自身に攻撃の目印をつけてしまうタンパク質で、免疫細胞はこの自己抗体を目印に攻撃を仕掛けます。

もし抗体が正常に働いているのであれば、抗体は細菌やウイルスに結合して、この抗体を目印に悪い病原体を排除できるのですが、自分自身に結合してしまう自己抗体があると免疫細胞は間違えて内臓や皮膚などに攻撃を仕掛けてしまいます。
この間違えて攻撃をしかけてしまうのが膠原病の詳しい病態で、膠原病の治療を行うには免疫反応全体の調整がひつようになります。

 

代表的な膠原病

膠原病は様々な病気が知られているのですが、特に有名なものはシェーグレン症候群・強皮症・関節リウマチ・全身性エリテマトーデスです。
これらの病気は全て人体に直接結合してしまう抗体が原因になっていて、この抗体を目印にした免疫反応によって引き起こされているのです。

この中でも、全身性エリテマトーデスの場合が、髪の毛が脱毛しやすい傾向にあります。
次は、この全身性エリテマトーデスについて、詳しくご説明します。

 

全身性エリテマトーデスの症状について

膠原病のなかで特に女性に特有な病気が全身性エリテマトーデスです。
全身性エリテマトーデスは SLEと略されていて、10代から30代の女性に多く発症する疾患です。
発熱や体重の減少が初期の症状で、徐々に皮膚炎・蝶形紅斑という顔にできる左右対称の炎症や、口腔粘膜の潰瘍などが特徴の疾患です。

皮膚の症状が悪化すると毛包という毛の根元の部分にまで炎症が及び、脱毛症状や毛髪の質の変化などが現れてきます。
人によっては頭の毛が斑に抜けてしまい、脱毛斑という髪の毛がまばらに抜けた後が目立ってしまいます。
このように毛包の炎症が原因で起こる脱毛が悪化すると頭髪だけでなく体の全身の毛が抜け落ちてしまう悪性脱毛症と言う病態になり、人によっては炎症によって毛包が破壊され毛髪が生えなくなってしまう瘢痕性脱毛症の原因になってしまいます。

このような皮膚に起こる症状のほかにも関節痛を主体とした多発性関節炎などの関節症状や、腎炎(ループス腎炎)によるネフローゼ症候群という蛋白尿を起こしてしまう病態が出てきたり、その症状は多岐にわたっています。

全身性エリテマトーデスのこのような全身の症状は、抗核抗体という細胞の内部にある核に結合してしまう抗体が原因です。
抗核抗体によって核の機能が低下し、細胞が壊れることがこの炎症の原因で、いかに自己抗体による自己免疫の異常をストップするかが重要なのです。

 

病院では、どのような検査・治療を受けるの?

病院では様々な検査や治療を受けることができます。
この検査は全身の状態を把握する検査や他に異常な病気が隠れていないかを調べる検査で、どの検査も非常に重要な検査です。

血液の検査

全身性エリテマトーデスでは血液検査によって病気の診断を行います。
たいての患者さんは皮膚の炎症や脱毛に気がついて皮膚科を受診したり、発熱やだるさから内科を受診するのですが、どちらの科でも全身性エリテマトーデスの検査を受けることができます。

血液検査では抗核抗体の有無や抗 RNP抗体という核の内部にある成分に対する抗体の量を測定します。
全身性エリテマトーデスの患者さんでは約 30~ 40%の患者さんに抗 RNP抗体が陽性になっているので、これらの抗体の分量を調べます。
また、このほかにも炎症に関与する白血球や CRPという検査項目の評価を行い全身の炎症状態を把握し、自覚している症状や体の表面から見てわかる所見を元に診断を下します。

 

治療は薬の治療が主体

全身性エリテマトーデスの治療の基本はステロイド剤を用いた炎症の抑制です。
このほかにも免疫抑制剤によって免疫反応自体を抑制して体の炎症を抑えていきます。
ステロイド剤は皮膚科の塗り薬に含まれている副腎皮質ステロイドホルモンが主な薬効成分で、炎症を強力に抑制する働きがある薬です。
炎症の状態によって薬の内容や量をコントロールしながら調整し、基本的には経過観察をおこないます。

 

全身性エリテマトーデスの注意点

全身性エリテマトーデスは女性ホルモンによって病気が悪化する可能性が指摘されていて、ピルの服用をしている場合には一度産婦人科のドクターや膠原病内科のドクターと相談することが必要です。

人によってはこれらのホルモンの問題以外に難治性疣贅という多発するイボが発症することがあります。
皮膚科などで液体窒素によって治療が可能ですので、症状がひどい場合には皮膚科に相談をしてみましょう。

また、甲状腺に自己免疫による炎症が起こる病気も同時に併発することがあるので、定期的に甲状腺の状態の検査を行ったり自分で甲状腺が腫れていないか確認することが大切です。

全身性エリテマトーデスは髪の毛にも症状が現れるので、もし髪の毛の状態に不安を覚えたり、変化を感じて心配になった場合には社団法人日本毛髪科学協会などの毛髪の専門団体の情報を頼りにしたり、医師に相談をしてみましょう。

→女性の薄毛治療についての詳しい記事はこちら

 

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